ホーム>親ばか子育てのススメ>なるべく怒らないですむために
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私はもともと短気で、子供を相手にしていても同じことを何度も繰り返させられると、つい苛立って大きな声をあげてしまったりする。 「何回言えばわかるの!? もっと気をつけなさいって言ったでしょ!」 「何回言えばわかるの!? それは駄目だって言ったでしょ!」 我ながら、同じことで何度も何度も言ってきかせたり叱ったり、はてはおしおきしたりすることにすっかりうんざりしてしまった。何より、こんなにすぐにカリカリしてしまう自分がとてつもなく嫌になってしまったのだ。 何とかして叱らずにすむ方法はないものか? 否、怒らずにすむ方法はないものか? 小さな子供(2〜6歳くらい?)というものは、何度言ってきかせても、あるいはおしおきしても、どうしてもわからないことがあるものなのだ。だから小さい子供相手の場合はこちらもいろいろと工夫しなくてはならない。 たとえば、コップの飲み物を不注意ですぐこぼすなら、はじめからコップにはほんのちょっとしか飲み物を入れないでわたすようにするとか。何度も「おかわり」をされると面倒だけど、じゅうたんの上に牛乳のしみを作られて怒鳴るよりはまし。でもそうするとなかなかコップで普通に飲むことを覚えないのではないかって? 大丈夫、いずれ覚えます。 たとえば、触られては困るような大切なものや危ないものがあるなら、はじめから子供の手や目の届かないところに隠しておくとか。万が一しまい忘れた時のために「これは大切だから(危ないから)触っちゃダメよ」と言い聞かせてはおくが、でもそれを手の届かないところにしまっておくのは自分の責任。買い置きのスナック菓子やジュースなどもうちでは厳重に隠すようにしている。 たとえば、少食な子供で食事のたびに「早く食べなさい!全部食べなさい!」ともめるなら、はじめからお皿の上には少なめに盛るようにして、子供の食事は一日3食ではなく4食にするとか。おやつを子供の一食に数えるのは常套手段。 わが家では4歳の次女には、一回で食べきれなければラップをかけておいて、後からまた戻ってきて続きを食べるのもアリにしている。どうも彼女の場合、胃が小さいのと集中力が長くもたないのとで、一回に沢山食べられないようなのだ。一回で全部食べさせようとすると、私にとっても本人にとってもものすごいストレスになる。しかし、いったん食卓を離れて、しばらくしてまた戻って来て食べることを許すと、最終的にはまず間違いなくお皿をカラにしてくれる。私も怒鳴らないですむので一石二鳥だ。あまりお行儀はよくないかもしれない。でも成長とともに集中力と一回に食べる量が増えれば自然と解消される問題だろうと思っている。 などなど、こちらがあらかじめ工夫しておくことで、怒鳴る回数も随分減るものだ。 そして、子供がある程度大きくなってきたら(4〜5歳以上くらい?)、◯◯をしたら××ですよ、という決まりをはっきり決めて、それに従うようにすると余計な怒りのエネルギーを使わないですむ。 この時のポイントは、(1)その決まりを子供に普段からはっきりと伝えておく;子供の年齢に応じて、理解できる決まりにする、(いつだったか「家具にシールをはったら××ですよ」という決まりをつくったのだが、実はエミは当時「家具」の意味を知らなくて、この決まりは失敗に終わったということがあった・・・);(2)実行可能な決まり/おしおきにする(たとえば「食事を1週間ぬき」というのは実行不可能なおしおきだし、「今度コップをひっくり返したら××ですよ」という決まりも、子供がコップをひっくり返すのはある程度仕方がないことなので、決まりとしては不適切);(3)子供がしでかした「悪さ」にみあった程度の「おしおき」にする;(4)子供がしてはいけないはずのことをしたら、必ず決まり通りのおしおきを実行する。「今日だけは多めにみてあげる」というのはよくないそうで、そうすると子供は親がどこまで本気なのか試そうとするようになり、親の権威の失落につながるらしい;(5)決まりの数を増やし過ぎない、etc. それから、これはお友達のYさんが言っておられたのだけど、「ちゃんとしなさい」「きちんとしなさい」という表現も子供相手には避けた方がいいようだ。子供は何をもってして「ちゃんと」「きちんと」であるのかわからないのだから。それよりも「両手を身体の横につけてまっすぐ立ちなさい」とか、「おしりを椅子の上につけて座って、頭をぐらぐら動かさない」というように具体的に表現した方が、大人が何を求めているのか子供にはよく通じるだろう。 もちろん育児は一筋縄ではいかないもの。親も子供もそれぞれにユニークなパーソナリティを持っているから、中村さんちでうまくいったやり方が鈴木さんちでもうまくいくとは限らない。それぞれの家庭で自分たちにあったやり方をみつけていけるといいね。 (2/1999) |