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親ばか子育てのススメ

親への従順

野放図はいけない。子供は可愛いし、無限の可能性を秘めてはいるけれど、躾をしない誤った『のびのび子育て』に騙されてはいけない。

親の方が子供より偉いのだ。そのことを子供にしっかり教えなくてはならない。親の権威を知りそれを認める子供は幸せである。親は子供を愛しているから叱る。子供を愛しているから躾る。親の子供への愛と子供への権威は切っても切れない関係だと思う。子供は愛されていることを知っている時、その愛の中に親の権威を見い出し、そしてその権威に従うことに安心感を得るようになる。

私の母は私が子供の頃よくこう言ったものだ。「ママはいつでもさっちゃんのことを思っているからね。いつでもさっちゃんを守ってあげるからね。」あるとき私は母に聞いた、「もし私が、何が犯罪を犯して、お巡りさんに追いかけられていたらどうする? それでも私を守ってくれるの?」母はしばらく考えてからこういった。「そういうことがあったら、ママは一生懸命考えて、何があなたにとってベストかをよ〜く考えて、そしてもし自首するほうがあなたにとって益になると思ったら自首するように勧めるし、もし逃げたほうがいいと思ったら逃がしてあげる。ママが身代わりになるかもしれないし、ママもあなたと一緒に逃げてあげるかもしれない。」

それを聞いた私の安堵感といったら! 母がいてくれる限り、母に従う限り、私には怖いものなしだと思った。

友達同士のような親子関係も確かに素敵だけれど、親は所詮親であり子供の友達ではないのだ。友達同士のように一緒にゲームしたり、買い物にいったり、おしゃべりしたりというのもいい。しかし子供に越えさせてはいけない一線というものもあるだろう。

聖書には「主(神様)を恐れるのは知恵の初め」という言葉がある。もちろんこの「恐れ」というのは身がすくむような恐怖心のことではなく、畏敬の念のことである。

子供にとっては「親を恐れるのは知恵の初め」なのだと思う。

(2/1998)

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